SAAB OWNERS CLUB OF JAPAN.

saab96

Saab 96 (1961-80)

93を発展改良したモデルで92から始まったSaab第1世代の最終モデル。
ラリーシーンでの活躍や、20年にもわたり生産販売されたことからSaabの代表作と言える。
93からの変更点は主にクルマの後ろ半分である。エクステリアデザインではこの後ろ半分が96の特徴ともなっている。大きく回りこんだリアウインドウ、拡大されたリアクォーターウインドウ、それにより大幅に変更されたCピラーなど。
93からの変更点はエンジンにも見られ、ボアアップされφ70.0×72.9mm、841ccとなる。
また、今や多くのクルマに採用されているクロスタイプのツインサーキットブレーキシステムを世界で始めて採用されている。
62年モデルから4速ギアボックスが準備された。65年モデルから基本的に93のままの"ブルノーズ"からいわゆる"ロングノーズ"に変更されている。フロントオーバーハングを150mm延長し、ラジエーターがエンジンの前に移されている。
そして、67年モデルからパワートレインの大幅な変更がなされる。
世の中の流れに乗った2ストロークから4ストロークへの転換である。
ドイツフォード製V4エンジン(1498cc、φ90×58.86mm、65hp、12.0kg-m)へ換装された。同時にフロントブレーキがディスクへと変更された。
その後、内外装の変更を受けながら80年モデルまで販売された。

96といえば93時代から引き継がれるラリーフィールドでの活躍を忘れてはいけない。
エリック・カールソン御大らによりモンテカルロやRACで大排気量パワーマシーンを駆逐し数々の勝利を収めている。
スポーツモデルとして62年からGT850、sportが導入された。
3連ソレックスにより52HPにパワーアップされ、Saabで初めてフロントディスクブレーキが採用された。
62年、63年と2年連続モンテカルロラリーで総合優勝を果たしたことから、Monte Carlo 850へと名称を変更している。その後62年モデルからは55HPにパワーアップされ、67年モデルからV4エンジンへと変更された。

画像は左から
1965年式 SAAB96 Monte Carlo 850
1968年式 SAAB96 Monte Carlo V4
1966年式 SAAB96 Monte Carlo 850
1967年式 SAAB96 V4